部屋探しのコツと流れと注意点

2020.05.14
部屋探し

就職や転職、入学や卒業などの人生の転機が訪れたときには、引越しが必要になる場合が多く、そうなると部屋探しを実行しなければいけません。新しい生活をはじめるときは、引越し以外にも忙しいことが重なるため、部屋探しに失敗することも多くなります。

これから長く暮らす部屋は、できれば心地よい場所にしたいというのは当然のことなので、部屋探しに失敗しないためには、事前にそのコツや流れをきちんと把握して、行動に移すことが必要です。

ここでは、新たな生活を送る大切な部屋探しで失敗しないためのポイントや注意点などを、細かく紹介しています。これを読めば後悔しない可能性は確実に高まりますので、まだ新しく住む部屋を決めていない方は、是非参考にしてください。

部屋探しのチェックポイント

部屋を借りるときに、ほとんどの方が最も気にするのは家賃です。東京などの家賃相場が高い地域に住むか家賃相場が低い地方に住むかで、部屋探しの難易度も、自分が希望する部屋に住めるかどうかは大きく変わってきますが、多くの方はそれぞれがこれから住む地域の家賃相場を確認して上で、家賃と間取りだけで部屋を決めてしまいます。

一般的に、家賃の目安は収入の3分の1までと言われていますが、これはあくまでもボーナスや副収入などの臨時収入を除いた数字で、その中には管理費共益費駐車料金保険料も含まれていなければいけなくて、無理なく毎月支払うことができる家賃は、極力収入の4分の1に近くするのが良いとされています。

部屋を借りるときには、家賃以外にも敷金や礼金の他にも、不動産業者へ支払う仲介手数料や保証料や鍵の交換費用や清掃費用などがかかることも多いので、契約時にトータルで諸費用がいくら必要になるかが、非常に重要になります。

希望していたよりも広い部屋に、安い家賃で住むことができたとしても、多額の諸費用のせいで貯金がなくなってしまうと、その後予期せぬ出費が必要になったときには、借金することを余儀なくされる可能性も出てしまいます。

部屋探しの最初のポイントは、部屋を借りることは高額な買い物をするのと同じように考えることで、家賃だけではなく諸費用も買い物の一部だという強い意識をもって、物件(商品)選びを実行しましょう。

優先順位をつけることが大事

部屋探しを行うための一番のポイントは、家賃と契約時にかかる諸費用ですが、その他にも人によって部屋に求める多くの条件やこだわりがあると思います。

一人暮らしをする場合は、ワンルーム、1K、1DK、1LDK、カップルや友達同士で住む場合は、1LDKか2LDK、ファミリーで住む場合は2LDK以上の間取りが必要になりますが、人によって求める部屋の広さも異なりますし、間取りや部屋の広さよりも、駅からの距離や、買い物の利便性などを重視する場合もあります。

  • 部屋の間取りや広さ
  • 駅からの距離・立地
  • 買い物の利便性(周辺にコンビニやスーパーやショッピングセンターなどがあるかどうか)
  • キッチンの使い勝手
  • セキュリティへのこだわり(オートロック、防犯カメラ、24時間セキュリティなどの有無)
  • バス・トイレへのこだわり
  • 即入居可(入居時期がニーズに合っているかどうか)
  • 建物へのこだわり
  • 室内のデザイン性へのこだわり

これらは、部屋探しで求められる条件やこだわりの一部分ですが、今後の生活の拠点となる家は、自分のライフスタイルに合わせて選ぶべきです。

求めるすべてが満たされる物件を見つけられる可能性は低いので、まずは自分が求める条件やこだわりをすべて書き出してから、優先順位をつけましょう。そうすることにより、譲れないものとそうでないものが見えやすくなって、部屋探しで失敗する確率を最小限に抑えることを可能にします。

インターネットで効率的に部屋探しを

時間に余裕がある場合は、自分が住みたい場所に出向いて、不動産会社巡りをしながら条件やこだわりに合う部屋探しをしてもいいわけですが、今の時代はわざわざ労力を使うよりも、インターネットを活用して下調べを行うことをおすすめします。

ネット上には多くの不動産情報サイトが存在していて、地域を特定すれば、一度に多くの物件情報を閲覧できるようになっています。特定の不動産会社のホームページを利用して物件の検索をするのではなく、複数の不動産会社がまとまっていて、多くの物件を掲載しているサイトを選びましょう。

そのようなサイトを活用すれば、家賃や地域の他にも、自分で書き出した条件やこだわりを、細かくチェックして物件探しを行うことが可能になります。

  • 家賃(金額の幅を指定できる)
  • 敷金・礼金0物件
  • フリーレント有
  • 築年数(築年数の幅を指定できる)
  • 最寄り駅からの距離(徒歩3分以内、15分以内、7分以内、10分以内などと指定できる)
  • 間取り
  • バス・トイレ別
  • セキュリティ対策(オートロック、防犯カメラ、24時間セキュリティなど)
  • 部屋環境(2階以上、最上階、南向き、角部屋など)
  • 即入居可
  • 駐車場や駐輪場の有無
  • 二人入居可
  • ペット可

上記に示した以外にも、サイトによってより細かい条件に絞って検索できるので、理想に合った物件をプックアップすることができます。

不動産情報サイトを利用する上で注意すべきことは、細かく条件を絞り過ぎると、自分にとってベストな物件を見逃す可能性があるという点です。

例えば、駅から徒歩10分以内にチェックしてしまうと、ネット検索では11分や12分の物件を取り除いてしまいます。家賃も8~10万円で検索すると、101,000円の部屋ははじかれてしまうため、その他のすべてが条件を満たしている部屋を見逃してしまうことにもなりかねません。

したがって、インターネットで部屋探しを行う場合は、多少条件の幅を広くしてあげることがポイントです。

信頼ができる不動産会社を選ぼう

不動産情報サイトを利用して、自分の条件を満たす部屋を見つけたら、いよいよ不動産会社に問い合わせをして、本格的な物件選びのスタートです。

選んだ部屋を一つの不動産会社しか取り扱っていない場合もありますが、大抵は同じ部屋を複数の会社が取り扱いしていて、たとえ不動産情報サイトで名前が出てこなかった会社でも、対応できるケースはよくあります。

部屋探しを成功させるのに、不動産選びはとても重要で、なぜならいい加減な不動産会社を利用してしまうと、トラブルに巻き込まれることもありますし、同じ物件でも利用する会社によって仲介手数料やその他の諸費用が安くなることもあるからです。

さらに、同じ物件なのに、特定の会社だけがフリーレントを提供していて、家賃が3ヶ月も0円になるケースもあります。

家賃を下げることは難しいですが、建物の管理も行っている会社であれば、大家さんとも密に接していることから、長く空き部屋になっていた場合などは、家賃の値引きを実現できるかもしれません。

信頼できる不動産会社の見分け方の一つとして、宅建免許番号を確認する方法があります。不動産会社は必ず個々に番号をもっていて、それは各社のホームページ上でも確認できます。

東京で営業している不動産会社だと、東京都知事(3)12345 というような表記となり、問題はこの中の()内の番号です。番号がもつ意味は免許の更新回数で、3の場合は3回更新していることを示しています。

更新は5年に一度行われるので、最低でも15年以上営業していることが分かります。不動産業界は何かとトラブルが多く、問題がある会社は更新ができなくなるため、数字の大きさが会社の信用を表しています。

内見するときの注意点

部屋探し1

信頼できる不動産会社を見つけたら、いよいよ選んだ部屋の内見を行います。インターネットで検索した際に条件を満たしていても、実は現物を良く確認したら、間違いだったということも珍しくありません。

たとえば、徒歩5分以内だったのに、どんなに早く歩いても7分かかる、あるはずのスーパーが潰れてなくなっていた、日当たりが全然よくなかったなど、条件に反していることはよくあります。

いい加減な不動産会社になると、図面と違った間取りだったり、あるはずのドアがなかったということもあります。また、条件は満たしていても騒音が異常にうるさかったり、駅前などに人通りがなくて夜の一人歩きが物騒ということもあります。

部屋の中の傷や設備面の不備を細かくチェックすることも、もちろん内見のときは大事ですが、お昼に内見したのであれば、夜や朝など別の時間帯の周辺の様子も確認した方がよく、それに付き合ってくれる不動産であれば、信頼できる証にもなります。

まとめ

新しい生活をスタートさせるための部屋探しを失敗させないためには、まず無理なく毎月支払うことができる家賃の目安を決めて、その他の部屋に対する条件やこだわりに優先順位をつけることが、部屋探しの大きなポイントです。

インターネットで効率的に部屋探しを行ったら、信頼できる不動産を選択して、契約前には内見をしっかり行えば、今後満足して過ごせる部屋が見つかる確率を大幅にアップさせることができます。